AfterEffectsの画面イメージ

After Effects の使い方

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After Effects の概要

After Effects は、簡単に言うと、VFXとモーショングラフィックス用のアプリです。

大まかな流れとしては、以下のようにして映像作品を出力します。

作業フロー

  1. まず、コンポジションを含むプロジェクトを作成します。
  2. コンポジションに、フッテージを配置していきます。
  3. フッテージの各種プロパティを変更したり、フッテージに様々なエフェクトを適用していきます。
  4. タイムライン上で、フッテージの動作を調整します。
  5. レンダリング結果を PremierPro や Media Encorder などに出力します。

それぞれの用語を説明します。

After Effects 用語

プロジェクト(project)

プロジェクトは、After Effects での制作用ファイルです。

様々な素材や設定ファイルを一つにまとめたフォルダーのようなものです。

コンポジション(composition)

コンポジションは、動画の1シーンを作成するためのキャンバスのようなものです。

解像度デュレーションなどを設定します。

クリックすると拡大します

つまり、解像度デュレーションコンポジション単位でしか変えられません。

場面場面のコンポジションが集まって、1つの作品(project)を構成する(compose)というイメージです。

デュレーション(duration)

一般的には「間隔」と訳されることが多いですが、日本語の「間隔」だと、インターバル(interval)に近いイメージだと思います。

duration と interval

一方、duration は、「期間」を表す during と同じく「deru = 固い」が語源なので、本当は中身が詰まっているところを表します。

よって、デュレーションは、1シーンの頭からお尻までを意味する用語です。

なお、デュレーションなどで使われる「00:00:00:00」のような時間表示の単位は、それぞれ「時:分:秒:フレーム」を表しています。

フッテージ(footage)

フッテージとは、素材のことです。英語圏では、長さの単位にフィート(feet = footの複数形)が使われているように、足(foot)は「単位」としての意味を持ちます。元々は鉱山労働者(人足)の賃金単位をfootageと言っていたようです。

プロジェクトが1つの作品全体なら、コンポジションはその中の1シーン、フッテージは、その1シーンの中の役者や小道具・大道具、と言ったところでしょうか。

編集画面とよく使う機能

AfterEffectsの画面イメージ
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タイムライン(timeline)

一般的にタイムラインは、時間軸上で各時点における設定ができる画面です。After Effects のタイムラインでは、横軸として時間軸、縦軸として、いわゆるヒエラルキー(hierarchy = 階層)が表現されています。このヒエラルキーには、レイヤーと、さらにその下にレイヤーの各種プロパティが階層化されて入っています。

キーフレーム(keyframe)

自動補間の両端ポイントのことで、プロパティ単位にキーフレームを設定します。After Effects では、ストップウォッチボタンを押すことで、タイムライン上のその時点での、そのプロパティ値にキーフレームが設定されます。

ピックウイップ(pick whip)

直訳すると、つまみムチ?です。
ぐるぐる巻きのマークがムチを表しているのだと思います。
映画のインディージョーンズで、ジョーンズ博士が使っていたムチのように、離れたところにある物を絡めとるイメージなのだと思います。

After Effects では、親子関係のリンク付けをする時に、ピックウイップのドラッグ操作を使います。

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